暮らしの中に息づく棚田/大栗安の棚田

西部

“一度で二度楽しめる!?” 大栗安の棚田とは?

浜松市天竜区にある大栗安の棚田は、日本の棚田百選に選ばれている。

静岡県にある日本の棚田百選は五つ。うち二つは浜松市にあり、一つは大河ドラマ「おんな城主 直虎」のロケ地として有名になった「久留女木の棚田」で、もう一つは、「大栗安の棚田」である。

大栗安の棚田は、一つの棚田ではない。「本村の棚田」と「檜曽礼(ひのきぞれ)の棚田」の二つの棚田を合わせて「大栗安の棚田」という。いわば「一度で二度楽しめる棚田」なのである。

本村の棚田

本村の棚田を見て思ったことは、「棚田が暮らしの中に息づいている」ということである。

久留女木の棚田は、「井伊の隠れ里」という設定で撮影された通り、あたり一面の棚田で圧巻の眺めであり、棚田として「独立」していたように感じた。

それに対して本村の棚田は、そこに住む人の家、棚田、茶畑、畑、全てが一つとなって「集落」を形成していた。

檜曽礼の棚田

本村の棚田を出発し車を5分ほど走らせて檜曽礼の棚田へ。

夫婦でお茶の葉を刈る地元の方。自作したという稲架。電信柱ほどの高さの鯉のぼり。

棚田の下にある家からは、子どもが楽しげに遊んでいる声が聞こえ、棚田が暮らしの中に溶け込んでいるのをより一層感じた。

夢中に写真を撮っていると地元の方が、おすすめの写真スポットを教えてくれた。素晴らしい景色に感動したのはもちろんのこと、地元の方の温かな心遣いにほっこり。

大栗安の棚田に暮らす地元の方々、ありがとうございました。

アクセス

大栗安の棚田は浜松駅から車で約1時間半ほど。ちょっと離れますが、「くんま水車の里」に行けば大栗安のお茶やお米を購入できます。

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